街と匂いと新たなスタート
エジプトに来てから約2週間が過ぎ、ここで自分はエジプトに来た日の事を思い出してみ
た。
カイロ国際空港に降り立って自身はまずエジプト独特の匂いを強く感じた。
なんだろう。 言葉ではなんとも表現しにくい匂いが自身の周りを囲んだ。まるでエジプトの風が自身を迎えに来たように。
エジプト空港を出た僕は予めインターン先が用意してくれていた車をがむしゃらに探しながらなんとか見つけ、車に乗り込んだ。
そんな車でホテルへ向かう中、少しずつカイロの街が見えて来た。その光景はまるでCNNやBBCで見る中東ニュースで流れている映像と全く同じ世界だった。
看板や建物は全てアラビア語、歩いている女性の多くはスカーフの様なものを頭に巻いていて、街中軍人の様な方がまるで街全体を見張っているようにあちこちにいる。
また、車が信号や渋滞で停まる度必死にティッシュやお菓子を窓に手を指し延べて売ろうとする女性や子供たち。
空港に降り立ってたった1時間で見せてくれたこの色、この文化、この癖。
カイロよ、一体この5ヶ月でどれぐらいエジプトを体験させてくれるのか。
少し不安ながらも妙に自分はワクワクしていた。